平成25年12月6日

生活習慣の改善指導体験記 ~半年間で25kgの減量に成功!~

南泰夫(46才 会社員 大阪府)

 

1章 -出会い-

 鋤納社長と初めてお会いしたのは、約1年前、当時担当していた仕事の関係でした。物腰柔らかくて、爽やかな方という印象でした。“鋤納心(すきのしん)”とフルネームが全て特徴的なので、一生忘れられない名前です。

糖尿病患者に栄養指導を行っている管理栄養士であるということをお聞きして、一介のサラリーマンである私と比較し、お若いのに、ベンチャーで精力的に頑張ってらっしゃる方だなあと感じていました。

 

 

2章 -抜本的な生活習慣の改善に至った 動機-

 当時、身長171cmで体重が100kgを超えていた私は(20歳頃から体重は90kg超でした)、独身貴族で自炊ゼ口、欲しい時に好きなものを買って食べるといった自由過ぎる食生活を送っていました。毎年の健康診断、人間ドッグでは、恒例行事よろしくで、“過度の肥満”と診断されていましたが、特に、何ら顧みることなく生活していました。

また、運動らしい運動は全く行っていなくて、しいて言えば、大学時代に始めた趣味のゴルフを月2回、職場の仲間と一緒に廻るエンジョイ派として謳歌していた程度でした。

ふとしたことを契機に、「数多くゴルフをこなして、もっと上手くなりたい!」との思いが非常に強くなり、とあるコースのメンバーに名を連ねました。必然的に、月例競技等で、先輩のメンバーとご一緒することが多くなるわけですが、たまたま当該コースには、人生の大先輩でもあるメンバーが多数所属していました。

ある時、私の父(70歳)よりー廻り以上も年上の84歳のメンバーが元気にプレーされているのを目の当たりにし、私に置き換えると、「あと約40年ゴルフが出来る、いや、したい!しかし、このままではいつか大病を患ってしまい、大好きなゴルフが出来なくなってしまう!」と思い立ち、中年を大幅に過ぎての大変遅まきながら、今年の5月、生活の中心に“健康”を置き、鋤納社長から抜本的な生活習慣の改善指導を受けようと思うに至りました。

 

 

3章 -改善前の状況 4,000kcal/日-

 当時の私の食生活は、朝が非常に弱いため朝食は全く取らず、仕事の関係で夕食の時間も不規則で、寝る前に食べるというルーティーンが大半でした。摂取カロリーは4,OOOkcal/日程度だったらしいです(鋤納社長に言われるまで意識したことがなかったので)。数少ない良いところは、甘いものが苦手で、間食を全くしないことと、炭酸の清涼飲料水を飲まないことくらいでしょうか。また、持病として、高血圧症と痛風を抱えており、痛風の激痛に比べたら、と、自主的に断酒しつつ、医療機関から投薬治療を受けています(現在進行中)。

 

 

4章 -はじめの第一歩 4つの誓い-

 鋤納社長の指導は、1週間の私の食事内容のレコーディングからスター卜しました。当時の食事と言えば、腹持ちのよい炭水化物オンリーで、野菜がほぼゼ口の内容だったため、5月下旬の第1回面談指導では、まず、野菜を沢山食べて、摂取カロリーを意識するように指導されました。

4, OOOkcal/日という自由過ぎる食生活でしたので、「あれダメ!これダメ!」と言われるのかと患っていた私にとって、逆に拍子抜けだったと印象に残っています。

私自身、一度目標を決めたら徹底する(してしまう)性格なので、抜本的な生活習慣改善のスター卜を切るに当たり、自主的に、4つの誓いとして、『①食事内容のレコーデイングの継続』『②2,OOOkcal/日程度』『③揚げ物NG』『④ゴルフ月5回(週1回超)』を掲げました。

合わせて、鋤納社長からは、体重もレコーディングするようにと言われていましたので、日々測定はしました。すると、体重が100kg以上あるせいか、食前食後で思っている以上に変動することが分かりました。「あと40年間ゴルフをしたい!」という超長期目標に向けての生活習慣改善ですから、その時々の体重変動に一喜一憂したくなかったので、これだけは自主的に取り止めさせてもらいました。

日々の食事内容は、自炊が全く出来ないので、スーパー、コンビニの惣菜コーナーで、カロリ一計算して、飽きが来ないように試行錯誤しながら、決めて行きました。そうすると、約10日後の6月初旬に3kg減、2ヶ月後の7月下旬に10kg減といった具合に、体重も徐々に変化して行きました。

 

 

5章 -体の変化 疲労感の軽減-

 体重が10kg程度減少した7月下旬(改善2ヶ月後)、私の体に変化が起こって来ました。

まず、ゴルフのラウンド後に、以前のような疲労感、倦怠感が襲って来なくなりました。多分、体に付いていた指肪という負荷が低下して、従前より動けるようになってきたせいだと思います。そこで、猛暑のその頃から、ゴルフの回数を増やす(月5回→週2回)とともに、乗用力一トを止めて、試行的に18ホールを全て歩行するようにしてみました。そうすると、めちゃくちゃ汗をかくこともあり、週末の度に体重が面白いように減少していきました。また、同時並行的に、ゴルフのショッ卜が安定し出して、ゴルフがもっともっと楽しくなり、趣味のゴルフと体重減の相乗効果が現れ出しました。

もちろん困ったこともありました。ラウンド中、特に、グリーン上で、しゃがんでパッティングラインを読んで立ち上がった時に、軽いめまいがしばしば襲ってくるのです。軽い熱中症です。そこで、やはり持つべきものは鋤納社長ということで、すぐにメールで熱中症対策について相談すると、即答!それからというもの、軽い熱中症の症状はなくなり、安心して猛暑のゴルフに臨むことが出来るようになりました。

 

 

6章 -月1回の面談指導 ご褒美ルール-

 抜本的な生活習慣改善のスタート直後の私にとって、鋤納社長との月1回の面談指導は、どうしても単調に陥りがちな食生活解消のための、食事メニューの新規開拓が主たるテーマと考えていました。

しかし鋤納社長は、管理栄養士につき、栄養バランスを取るために、「あれも食べろ!これも食べろ!」のオンパレード。逆に、「そんなに食べれるかあ~!」と応戦していたくらい。何回か面談を重ねるうちに、鋤納社長の言わんとしていることが分かってきて、気が付いたら食事メニューのセレクションが何となくながら出来るようになりました。

また、呑み会での対処方法(私は呑まないですが、高カロリ一系の食べ物が一杯出て来るので・・・)も、自己流ながら身に付けて行きました。

また、私の方から、毎回、鋤納社長への宿題として『ご褒美ルール』を依頼していました。

改善以前に食べまくっていた、ステーキ、カレー、餃子、焼肉、お好み焼き等々、高カロリーメニューの数々の食べ方についてです。

一度、そのご褒美ルールを発動させて、ゴルフ場で以前食べて非常に美味しかった「ステーキピラフ」を注文したのですが、正直、味が濃過ぎて、全く美味しいとは感じませんでした。このことを鋤納社長に報告したら、「南さんの味覚が戻って来た証拠です。」と返って来ました。「味覚が戻る」・・・、私自身、初めて聞いた日本語で、非常に驚いた憶えがあります。

それ以来というもの、ご褒美ルールの資料はもらっていますが、発動しようとは思わなくなりました。つい先日も、美味しい(はずの)もつ鍋が・・・大好きだった食べ物があまり美味しく感じない・・・これは、ある意味、恐怖です。

 

 

7章 -食事指導の内容 栄養バランス-

 私は独身貴族のため、私自身さえ理解、納得すれば、食生活改善に向けた行動を即座に起こすことが出来ますが、家族がいらっしゃる方の場合、なかなかそういうワケにはいかないかもしれません。最低でも、配偶者の理解が必要となります。配偶者が主として食事を作る役割の方でしたら、「自分の作った料理を、誰かよう分からんヒトに何で評価されなアカンねん!」となり、下手すると反対勢力にすらなり得ます。

鋤納社長と半年、みっちり付き合ってきましたが、その点だけはご安心下さい。前述のとおり、「あれダメ!これダメ!」系の指導方法ではなく、逆に心配になるくらい日頃の食事内容へのダメ出しはないです。

栄養バランスを考えて、現在の食事では十分に摂取出来ていない栄養素を取るために、「あれも食べろ!これも食べろ!」と来ます。そうすると、当然、胃袋に限界が襲ってきますので、食べるものを厳選せざるを得なくなります。よって、私の場合、栄養バランスを考えて、1ヶ月間食事内容を試行錯誤して、月1回の面談で、その結果(食事内容のレコーディング)を鋤納社長に見てもらい、その厳選方法をレビューしてもらうという流れになっていきました。

また、私は5月から指導を受け始めた関係で、当初、冷たい食事を中心としたメニューのセレク卜を教えてもらっていましたが、これからは冬になりますので、温かいメニューに移行していきます。勘所はなんとなく分かってきたとはいえ、季節に応じて、まだまだ教わることが沢山出て来るような気がしています。

 

 

8章 -“運動”について 今後の重点課題-

 私の職業は、デスクワーク中心のサラリーマンです。勤務時間も不規則なため、月~金は計画的に運動が出来ません。しかし、体重が15kg減少した9月初旬頃(改善約3ヶ月後)、週末のゴルフだけでなく、ウィークデーも無性に体を動かしたくなってきました。

スポーツメーカーや健康運動指導士との太いパイプもお持ちの鋤納社長は、通勤電車の中とか、テレビを見ながら出来る運動方法を教えて下さいました。例えば、ゴルフでの飛距離は背筋というのが定説なので、アラ50オヤジが無理なく部屋で出来る背筋の鍛え方、腹周りの賛肉を落とすための腹筋の仕方等々です。

運動に関しては、大好きなゴルフ以外まだまだ習慣化出来ていない状況ですが、今後の重点課題としてしっかり取り組んでいきたいと考えています。

 

 

9章 -過去、現在 半年間の総括-

 この半年問、「従来の食生活を抜本的に変えただけでここまで変わるのか?」と思うくらい自分が変わりました。現在、私の体重は74kg~75kgを推移しており、改善前から25kg減量したことになります(まだ、腹周りは全然太めですが)。

久し振りに会う会社の同僚からは、年齢のこともあり、大病でも患ったのか?とよく勘違いされます。衣料品は、靴下以外全てダメになり、随時買い替えないといけないという嬉しい悲鳴中です。

趣味のゴルフでは、スコアはともかく、余裕で18ホール歩けるようになりました(ホール間のアクセス含む)。むしろ、歩くことでゴルフのペースを掴むようにすらなってきました。

9月下旬には、3連休に年休を繋げて4日間のゴルフ合宿を張り、72ホール完全歩行を敢行しましたが、翌日以降の仕事に差し障ることなく、余裕で達成することが出来ました。

ところが、10月末、ゴルフで右膝を軽く痛めて、歩くことは様子を見ながらにならざるを得なくなりました。その時は、私の体が『あまり急ぐな!無理するな!』と言ってくれているようにも感じ、『そうやんな、40年後もゴルフしてたいもんな!』と応えて、それ以降2週間、薬、乗用力一卜でのラウンドで静養(?)したおかげで、右膝の痛み、違和感は全くなくなり、今ではゴルフでも普通に歩いています。

私にとって、今回の抜本的な生活習慣の改善は、超長期目標の達成に向けて始めたものですし、性格的にせっかちでもなく、いわゆるダイエットのように、特に急いで行わなければ的な焦りもなかったのが上手く行った一因だと我ながら思っています。また、壁にぶつかった時には、鋤納社長に気軽に相談出来て、正しい見識で指導してもらえるというのが何よりの安心感です。

現在の食生活は、鋤納社長とともに、試行錯誤、紆余曲折して、自分の体と相談しながら作り上げた無形財産であり、私にとって宝物です。

いわゆるダイエットなら、「自分の(当面の)目標は達成したし、そろそろ止めようかな」という発想が出て来るのかもしれませんが(実際、周囲でよく聞くフレーズです)、生活習慣は日常から積み上げていくものですから、これからも、年齢に応じて、試行錯誤、紆余曲折して、自分の体と相談しながら改良を重ねて行きます。よって、リバウンドする気は全くしていません。

 

 

10章 -最後に 未来に向けて-

 私の場合、抜本的な生活習慣の改善と趣味のゴルフだけで体重が左肩下がりで減少する段階はそろそろ限界かなと体感しています。今後はゴルフ以外に、今後の重点課題である日常の運動を併用して継続していくことにより、亀の歩みでゆっくりゆっくり、いわゆる標準体重に近づけていければ、と考えています。40年後もゴルフしている兎に追い付けるように。

でも、まだ、それには最大の難敵が・・・、『喫煙』です。

私は、23年以上1日20本は吸っている、自他共に認めるヘビースモーカーです。禁煙すると、代謝が落ちて、太ってしまうようなので、周囲には「今は、タバコを止めるのを止めている」と強がっていますが、いつかのタイミングで断たないといけません。元気にゴルフされている人生の大先輩に、喫煙されている方は1人もいらっしゃいませんので(聞くと、皆様、タバコを止められています)。

鋤納社長、40年後もご指導下さい!無理のない禁煙の仕方の紹介も忘れずに。また、是非、ゴルフを始めてもらって、ゴルフによい食事、運動のご指導も。そして、いつも逆注意している、忙しさにかまけての「紺屋の白袴」もほどほどに。

 

 

11章 -私の体験記をお読みの 皆様へ-

 この体験記の副題「~半年間で25kgの減量に成功!~」という文字に魅かれてお読みになられている方も多いことかと存じます。前述のとおり、鋤納社長は管理栄養士であり、決してダイエットの魔法使いではありません。

よって、私の体験記では「ダイエット」という言葉は殆ど出て来ず、『生活習慣の改善」という言葉をあえて使っています。私の体重の推移についても、自主的にレコーディングを取り止めていたため、鋤納社長とのメールのやり取りから転載したくらいです。通常のダイエットならあり得ないことです。

もし仮に、「生活習慣の改善には何が必要なのか?」と私に問われたら、それは『動機』だと即答します。短期(半年)、中期( 3~5年)、長期( 10年)、超長期(30年以上)等々、その時々に自分がどうありたいのかという自分自身の中にある確固たる動機です。私の場合はゴルフでした。逆に、それを持っていないと、鋤納社長は魔法使いではないので、人間、単なる「思い付き」や「我慢」では1ヶ月と続かなかったことでしょう。

私には高血圧症と痛風という持病があり、定期的に通院していますが、掛かり付けの医師から『引き続き頑張って下さい』と言われる度に、『特に頑張ってないねんけどなあ・・・』と心の中でつぶやいています。何が言いたいのかと申しますと、生活習慣とは、続けていれば、自然・日常になるということです。本当に頑張ったと言えるのは、習慣化する前の最初の1~2ヶ月間くらいだったかもしれません。そして、その頑張りは『動機』から生まれて来るのだと思っています。

もちろん、この間、大好物からの誘惑がなかったわけではありません。今となって思うのは、それを乗り越える支援をしてくれたのも鋤納社長でした。指導方法が「あれも食べろ!これも食べろ!」ですから、栄養バランスの取れた食事内容で、充分お腹一杯になってしまいます。別腹すら与えてくれなかった・・・というのが、正直なところだったのではと回顧します。

貴方自身の中に確固たる『動機』さえあれば、鋤納社長はドラえもんのポケットよろしくのノウハウ、ツール、人脈をお持ちですので、皆様の生活習慣の改善を全面的にサポー卜してくれます。それはそれは、本当に頼りになります。もしご興味があるようでしたら、一度、電話なりメールで、相談してみては如何でしょうか?